WONOSALAM, EAST JAVA / EXCELSA Anaerobic Natural [100g]
¥2,200
SOLD OUT
【焙煎度】Medium-Light Roast 中浅煎り
【生産国】Indonesia
【地域】WONOSALAM, JOMBANG, EAST JAVA
【標高】800-1000M
【品種】EXCELSA
【生産者】 WIKNYO SUSANDI (RUBATH COFFEE)
【生産処理方法】ANAEROBIC NATURAL
【内容量】100g
Note
Jackfruit,Caramel,Hibiscus Aromatics
*今回はANAEROBIC NATURALでの販売です。
嫌気性発酵だけでなく、品質維持/工程管理に特に手のかかったスペシャルロットです。
皆さんはエクセルサという種類のコーヒーを飲んだ事はありますか?
先月Kopikalyanチームは東ジャワ州のウォノサラムというエリアに滞在し、エクセルサコーヒーの調達とその栽培/精製に立ち会ってきました。
今日、エクセルサコーヒーは、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、ラオス、カンボジア、インドなどアジアを中心とした国々で見つけることができます。
Coffea種の一つとしてCoffea dewevreiと呼ばれていた事もありますが、今日ではliberica種のdewevrei品種として知られています。しかしエクセルサ自体もCoffea属の大品種であると考えられており、リベリカ種と一括りにするにはその遺伝的特徴はとてもユニークなので、今も研究と議論が続いています。
エクセルサはとても香りが強く、熟した果物や花を思わせるユニークな芳香があります。
また、そのなめらかな質感から、天然のジャックフルーツ/グアバウォーターのようなコーヒーとも呼ばれています。
アラビカ種に対して3割程度カフェイン含有量も少ないため、コーヒー愛好家にもおすすめな選択肢の一つです。
ウォノサラムは東ジャワ州JombangのAnjasmoro山の麓です。ドリアンの名産地として知られ、マンゴスチンやクローブ、ココアなども生産されています。エクセルサの栽培は地域の 9つの村、特に標高 700 メートル付近の地域に均等に分布しており、その標高より上ではロブスタ種とアラビカ種のコーヒーが主に栽培されています。その栽培は、1900年代初頭頃のオランダ統治時代から存在していたと考えられています。病気の蔓延により致命的なダメージを受けたインドネシアのコーヒー生産の代替として生産されていました。
現在嗜好品として広く楽しまれているスペシャルティコーヒーであるアラビカ種、
そして飲料工業品の要であるロブスタ種も地球環境の変動を受け、その生産量や価格への影響は年々大きくなっています。インドネシアだけでなく各国のコーヒー農家もロブスタ種と並行してエクセルサ種の生産へ取り組んでいます。ニューヨークタイムスや国際的な科学誌ネイチャーにも
「今後温暖化が進み、サプライチェーンの混乱に見舞われる未来に、リベリカ種のコーヒーは再び主要なコーヒーとして台頭する可能性がある」
と記載されました。
WONOSALAMの農園主や組合は未来のコーヒー産業を視野に入れ、アラビカ/カネフォラだけでなくリベリカ/エクセルサの栽培にも力を入れています。その熱意は、地域の若者の雇用創生と価値創出にも繋がっています。
*数量限定でのリリースです。
ぜひ新たなコーヒー体験としてインドネシアのエクセルサを楽しんで頂ければ幸いです。